欧州の菓子、EPA交渉で安く 関税削減で政府調整 

 政府は24日、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)交渉で、チョコレートなど主な菓子類の輸入関税を減らす方向で調整に入った。決着すれば、知名度の高いEU製品が安くなりそうだ。ただEUが全面的な関税撤廃を求めるのに対し、日本は国内製菓・製糖業界への影響を踏まえ、低関税・無税の輸入枠といった限定的な市場開放を軸とする考え。大枠合意に向け折衝を急ぐ。

 チョコレート菓子に日本が課す関税は10%、キャンディー・砂糖菓子は25%、加糖ビスケットは15%。仮に関税がなくなれば、100円台の商品で10~数十円の値下げが期待できる。


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