千葉の産科医院隣に納骨堂計画 医師会反発「条例改正を」 

納骨堂を含む寺院の建設予定地。隣接する産婦人科医院(左手前)などには建設反対ののぼりが立てられている=20日、千葉県浦安市

 千葉県浦安市の産婦人科医院の隣に、宗教法人が納骨堂を含む寺院の移転計画を進め、反発する地元医師会が、墓地や納骨堂の設置要件を定めた条例の改正を市に求めていることが24日、分かった。納骨堂は都市部で増える一方、地域によって需要が異なるため全国一律の設置基準をつくるのは難しく、東京都や滋賀県などでトラブルが起きている。浦安市でも地域との共生という課題が浮き彫りになった格好だ。

 浦安市などによると、宗教法人千光寺(同市)が、浦安市内の社殿が東日本大震災で被災したため、東京メトロ浦安駅に近い佐野産婦人科医院の隣に5階建て寺院を新築、納骨堂も設ける。


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