2017年6月23日 11:30 | 無料公開
電通本社ビル=東京都港区
広告大手電通(東京)の違法残業事件で、東京地検が山本敏博社長ら同社幹部を事情聴取したことが23日、関係者への取材で分かった。東京地検は、労働基準法違反罪の両罰規定を適用して法人としての電通を近く略式起訴し、捜査を終結させる方針。
地検は、社員の入退館記録やパソコンのログイン時間などを基に長時間労働の実態解明を進めていた。社員が自主的に残業していた時間も多く、書類送検された幹部については刑事責任を問わず、起訴猶予にするとみられる。