2017年6月23日 06:06 | 無料公開
米通商代表部のライトハイザー代表(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は22日、議会下院の公聴会で、日本との自由貿易協定(FTA)は「米国の農業にとって非常に重要だ」と述べ、日本とFTAを結ぶ可能性があるとの認識を表明した。トランプ政権がFTAをてこに輸出を増やし、対日貿易赤字を減らそうと考えていることが改めて鮮明になった。
ライトハイザー氏は経済分野の課題を話し合う日米経済対話が「ある時点でFTAにつながるかもしれない」と説明。一方で「日本は交渉の準備ができていないので、いますぐFTAに動く必要はない」とも語った。