2017年6月22日 19:36 | 無料公開
新幹線「のぞみ241号」の車体上部に見つかった穴(JR東海提供)
JR東海は22日、停電で東海道・山陽新幹線の京都―博多間に運転見合わせが広がったトラブルで、大阪府高槻市の架線が断線した地点に停車した東京発新大阪行き「のぞみ391号」と、先行した同「のぞみ241号」の車体上部に、電気が流れたためにできた直径約1~3センチの穴やくぼみが9個見つかったと明らかにした。影響人員は延べ約8万9千人に上った。
JR東海によると、断線していたのは約2万5千ボルトの電気が流れる「トロリー線」で、新幹線のパンタグラフの周辺部分と接触した際にできたとみられる。断線は人為的なものではなく、同社が原因を調べている。