福岡の小5女児殺害、被告が上告 無期懲役に不服 

 福岡県豊前市で2015年、小学5年の女子児童=当時(10)=をわいせつ目的で誘拐し殺害したとして、殺人罪などに問われた土建業内間利幸被告(48)は22日までに、一審に続き無期懲役とした福岡高裁判決を不服とし、最高裁に上告した。上告は21日付。

 死刑の適用を求めていた福岡高検は既に上告断念を表明している。

 被告はこれまでの公判で「騒ぎだした女児の首を押さえただけで、死ぬと思わなかった」と殺意を否認していた。

 8日の福岡高裁判決は殺意を認定した一審福岡地裁小倉支部の裁判員裁判判決を支持し、検察側、被告側双方の控訴を棄却した。


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