ハンセン病問題全面解決を 追悼式典、元患者ら参列 

追悼式典で献花する参列者=22日午前、厚労省

 国の不当な隔離政策で差別を受けながら亡くなったハンセン病患者や元患者を追悼し、名誉を回復する政府主催の式典が22日、東京・霞が関の厚生労働省で開かれた。

 参列した全国ハンセン病療養所入所者協議会の森和男会長は「国に対し、ハンセン病問題の全面的解決を要求する」と述べた。隔離の歴史を伝えるために国立療養所を永久保存することや、療養所内での生活環境の改善も求めた。

 式典には、ハンセン病訴訟の全国原告団協議会の志村康会長や塩崎恭久厚労相らも出席し、献花した。


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