ホーム突き落とし有罪判決 知的障害の被告に大阪地裁 

 大阪市浪速区のJR新今宮駅ホームで昨年12月、女性2人の肩や背中を押し、うち1人を線路に突き落としたとして、暴行罪に問われた大津市の無職裴晃大被告(28)に大阪地裁(飯島健太郎裁判長)は22日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 被告は5月の初公判で起訴内容を認めていた。軽度の知的障害や広汎性発達障害があり、弁護側は寛大な判決を求めていた。

 起訴状などによると、昨年12月11日、電車を待っていた大阪府和泉市の当時高校3年の女子生徒と、岸和田市の60代女性の肩や背中を押したとしている。女性が線路に転落したが、けがはなかった。


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