2017年6月22日 05:31 | 無料公開
【ブリュッセル共同】化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は21日、日中戦争時に旧日本軍が中国で大量に遺棄した致死性のイペリットなど毒ガスを使った化学兵器について、中国各地の90以上の場所から計約5万6千発が発見され、このうち今年5月までに計4万6千発の破壊が確認されたと明らかにした。 この数には吉林省敦化市ハルバ嶺に埋まっている推定33万発は含まれていないとしている。他の場所に未発見・未申告の化学兵器がある可能性も排除していない。 1997年発効の化学兵器禁止条約で、日本は処理の義務を負う。