2017年6月22日 05:30 | 無料公開
【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で開催中の「核兵器禁止条約」制定交渉の第2回会合で、ホワイト議長(コスタリカ)は21日までに条約草案前文の修正案を各国に配布した。修正案は「核兵器使用の犠牲になった人々(HIBAKUSHA)が受けた容認できない被害、苦しみに留意する」と指摘し、広島、長崎の被爆者についての言及が残った。 交渉では被爆者への言及が適切だとする意見が出ており、最終案にも被爆者の文言が残る公算が大きい。米国の「核の傘」に頼る日本政府が交渉への参加を拒否する一方で、核廃絶を目指す被爆者は積極的に出席し、存在感を示している。