日韓、北朝鮮非核化で圧力強化 外相が電話会談 

 岸田文雄外相は21日、韓国の康京和新外相と電話で約20分間会談し、北朝鮮の非核化に向け、日韓や日米韓で連携し圧力を強化していくことを確認した。日韓関係を未来志向で発展させるための努力が重要だとの認識でも一致した。

 岸田氏は、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的解決で一致した2015年12月の日韓合意の着実な履行の重要性を指摘した。康氏は、合意内容は不十分だとの立場を伝え、双方の主張は平行線になったとみられる。

 会談後、岸田氏は記者団に「(合意については)それぞれの考え方を述べた。引き続き新政権に粘り強く合意の実施を求めたい」と語った。


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