ロープウエー事故で書類送検 函館労基署、運行会社と社員 

 北海道函館市の「函館山ロープウェイ」山麓駅で昨年12月、清掃作業中の男性従業員=当時(26)=が死亡した事故で、函館労働基準監督署は21日、労働安全衛生法違反の疑いで運行会社と同社安全管理者である索道部長を書類送検した。

 送検容疑は昨年12月11日、従業員に清掃作業をさせる際、他の従業員がロープウエーを運転しないよう、起動装置に錠をかけるなど事故防止の措置を取らなかった疑い。

 道警によると、従業員の成田良平さんが潤滑油の付いたワイヤを清掃中、ゴンドラの滑車と車輪止めに体を挟まれ、出血性ショックで死亡した。


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