北朝鮮無人機と韓国断定 「明白な軍事挑発」 

韓国国防省の記者会見場で公開された北朝鮮の無人機=21日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国国防省は21日、北東部江原道麟蹄の山中で今月見つかった無人機について、北朝鮮が飛ばしたと断定する調査結果を発表し「(朝鮮戦争の)休戦協定や南北不可侵合意に違反する、明白な軍事挑発だ」と非難した。

 国防省は、南部星州に配備された米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」や韓国軍の情報を収集するため計画された飛行だとの見方を示した。

 国防省によると、無人機は5月2日に北朝鮮南東部を飛び立ち、THAAD配備先の上空を飛行後、北朝鮮へ戻る途中に墜落した。飛行時間は約5時間30分で、上空から計約550枚の写真を撮影していた。


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