韓国大統領「法的責任と謝罪を」 慰安婦問題で 

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は米紙ワシントン・ポスト電子版に20日掲載されたインタビューで、従軍慰安婦問題の解決に関する2015年の日韓合意について「問題解決の核心は、日本が法的責任を取り、公式に謝罪することだ」と述べ、合意内容は不十分だとの認識を示した。文氏は大統領就任後、合意を「国民は受け入れられない」としてきたが、より踏み込んだ。

 合意では安倍首相が元慰安婦への「おわびと反省の気持ち」を表明し、政府は支援金10億円を拠出。しかし韓国では「被害者の意見が反映されていない」と批判が高まり、文氏は大統領選の公約で、合意の無効化と再交渉を掲げていた。


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