長崎・出島の橋、試験点灯 11月に130年ぶり完成へ 

試験点灯が行われた出島に架かる橋=20日午後、長崎市

 江戸時代の鎖国下で海外との窓口だった長崎市の出島で20日、約130年ぶりに架けられた橋に設ける発光ダイオード(LED)照明の試験点灯が行われた。夜に訪れる観光客らにも、川面に浮かぶように映る橋の姿を楽しんでもらう狙い。橋は11月下旬に完成し、その後は毎晩点灯する見通し。

 出島の北側を流れる中島川を照らすため、市は橋桁の側面に約6千個の電球を付けた。橋の長さは約38・5メートル。午後7時半ごろに全てが点灯すると、オレンジ色の柔らかな光の線で出島と対岸がつながった。


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