三菱自動車社長の再任反対を推奨 米助言大手2社、総会で 

三菱自動車の益子修社長=5月9日撮影

 三菱自動車が23日に開く定時株主総会で提案している益子修社長の取締役再任議案に対し、投資家への議決権行使助言を手掛ける米大手2社が反対を推奨していることが20日、分かった。うち1社はカルロス・ゴーン会長の再任にも反対を勧めている。

 燃費不正が行われた当時からトップを務め続ける益子氏に市場関係者の不信感が根強いことが改めて浮き彫りになった。三菱UFJ信託銀行は昨年12月の臨時株主総会で益子氏の再任に反対している。

 益子氏は燃費不正問題の責任を取って辞任する意向だったが、ゴーン氏の要請で留任した。


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