2017年6月20日 12:51 | 無料公開
東京都の小池百合子知事が20日、築地市場から豊洲市場への移転問題で臨時記者会見を開き、「基本方針」を表明することが関係者への取材で分かった。豊洲への移転後、市場機能を築地で再生させる方針で、その方向性を説明する見通し。 23日に迫った都議選告示を前に、注目を集めた全国最大規模の市場を巡る懸案が決着に向けて動きだす。 豊洲は開場後、運営費が赤字に陥ると見込まれ、小池知事は収支の持続可能性を重視してきた。築地の跡地は売却して豊洲整備で発行した企業債の返済に充てる計画だったが、都は民間に長期間貸し出し、日本の食文化の発信拠点などとして活用策を検討している。