仏総選挙、極右ルペン党首初当選 「躍進」も党勢減衰 

18日、フランス北部で演説する国民戦線のルペン党首(AP=共同)

 【パリ共同】フランス国民議会(下院)総選挙で極右、国民戦線(FN)のルペン党首(48)は18日、悲願の初当選を決め、支持者を前に「FNのみがフランスの消滅に抵抗する勢力だ」と自賛した。FNは前回の2議席から8議席に「躍進」したが、下院会派登録に必要な15議席には届かず、党勢は減衰傾向だ。

 ルペン氏は欧州連合(EU)の欧州議員、フランス北部地域圏(道州に相当)の地域圏議員の現職だが、国政選挙では1993年に出馬した下院選以降、全て敗退してきた。


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