ユニセフ親善大使に初の難民女性 「シリアのマララさん」 

ナイジェリア難民とゲームをするマズーン・メレハンさん=4月、チャド(ユニセフ提供・共同)

 【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は18日、シリア難民で英国在住の女性マズーン・メレハンさん(19)を親善大使に任命した。メレハンさんは少女らの教育の権利擁護を訴えており、ノーベル平和賞を受賞したパキスタン出身のマララ・ユスフザイさんの活動とも重なることから「シリアのマララさん」と呼ばれている。

 難民認定された人物を親善大使に任命するのは初めてでメレハンさんは親善大使として最も若いという。国連が定める「世界難民の日」の20日を前に発表した。

 メレハンさんはシリア内戦激化で13年にヨルダンの難民キャンプに逃れ、約3年過ごした後、英国に移り住んだ。


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