2017年6月17日 21:35 | 無料公開
放射線影響研究所の丹羽太貫理事長
被爆者の健康を日米共同で追跡調査している放射線影響研究所(放影研、広島市、長崎市)の丹羽太貫理事長(73)が、広島市で19日に開かれる設立70周年の記念行事で、戦後間もない当時、前身の原爆傷害調査委員会(ABCC)が被爆者を研究対象として扱ったことへの謝罪の言葉を述べることが分かった。丹羽氏が17日、取材に対し明らかにした。
記念行事には被爆者も出席する。トップが公式の場で被爆者に直接述べるのは珍しいが、放影研は1995年に作成した施設や研究内容を紹介する冊子で謝罪の言葉を盛り込んでいる。