18日に初の空路、北方領土墓参 高齢化進む元島民の負担軽減 

 北方領土への航空機を利用した元島民墓参が18日、初めて行われる。これまで船で移動しており、高齢化が進む元島民の負担を軽減する目的だ。元島民と家族35人を含む計70人が、国後、択捉両島を日帰りで訪問。昨年来の日ロ首脳会談の具体的な成果となる。

 一行は、チャーター機1機で北海道の中標津空港を出発。国後島で墓参者を降ろした後、択捉島にも向かう。国後3カ所、択捉2カ所の計5カ所で墓参し、中標津空港に戻る予定だ。

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は、今年4月の首脳会談で、空路墓参を6月中に行うことで合意していた。


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