核禁止条約実現へパレード 広島と東京、交渉再開で 

「核兵器禁止条約」制定交渉の第2回会合が始まったのを受け、条約実現を訴えパレードする人たち=17日、広島市

 ニューヨークの国連本部で「核兵器禁止条約」制定交渉の第2回会合が始まったのを受け、広島市と東京都内で17日、条約実現に向け連帯をアピールするパレードが行われた。

 非政府組織の「新日本婦人の会」などが、15~18日に全国各地で条約制定を訴えるイベントの一環。広島市中心部の商店街での「おりづるパレード」には被爆者ら約150人が参加し、折り鶴やハート形の風船を持った人々が平和記念公園までの約1キロを歩いた。

 4歳の時に被爆した森本頌子さん(76)=同市=は「悪魔のような兵器が二度と使われることがないように、国民が一体となって訴えていく必要がある」と語った。


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