日EU、ワイン輸入関税撤廃へ 緑茶、酒も、EPA交渉 

 日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉は、ワインの輸入関税撤廃で最終調整に入ったことが17日、分かった。EUは即時撤廃を求めていたが、妥結を優先し、数年かけて段階的に引き下げる日本側の主張を受け入れる方向となった。

 一方、日本側が輸出を伸ばしたい緑茶や日本酒は、EU側の域内関税を即時撤廃することで調整中だ。実現すれば、2019年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円にする政府目標の達成に弾みがつきそうだ。

 日本は現在、欧州産ワインに対し輸入価格の15%か、1リットル当たり125円のどちらか安い方の関税をかけている。


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