2017年6月17日 17:06 | 無料公開
JAグループの商社機能を担う全国農業協同組合連合会(JA全農)が、地域農協を通じて集めているコメの買い取り販売を各地で強化することが17日、分かった。一部の地域で進めてきた全量の買い取りを21都府県に拡大する方針。農家から手数料を取る委託販売が中心で売れ残りリスクを負わなかった事業モデルを転換し、JA全農の責任で有利な販路を探す。 販売体制を強化し、高齢化で先細りが懸念される生産者の意欲を高める。買い取ったコメは卸を介さず外食、小売業界などへ直接売ることを主体とし、コストを抑制。農家の所得増大に向け、流通見直しを柱とした自己改革の達成につなげる。