マクロン新党、圧勝濃厚に 仏総選挙、18日に第2回投票 

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領にとって政治基盤の確立が懸かる国民議会(下院、577議席)総選挙の第2回投票が18日実施される。11日の第1回投票で圧勝の勢いを示した大統領派新党「共和国前進(REM)」系は、450議席前後の圧倒的多数をうかがうとの見方がさらに強まった。

 1958年からの第5共和制は共和党など中道・右派系、社会党など左派系が交互に政権を担う二大政党制が続いた。与党系が400議席を超えるほどの「1強」体制を築いたことはなく、地元メディアでは「勝ち過ぎにより民主政治が損なわれかねない」と懸念する声も目立つ。


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