2017年6月17日 08:59 | 無料公開
東京・霞ケ関の日本郵政本社
日本郵政が検討を進めてきた野村不動産ホールディングス(HD)の買収計画が白紙となる見通しになったことが17日分かった。野村不HDの筆頭株主である証券最大手の野村ホールディングスとの間で、買収価格などが折り合わなかったもようだ。買収によって不動産事業を経営の柱の一つに育てたい考えだったが、戦略の練り直しを迫られる。
日本郵政は電子メールやインターネットの発展により郵便物の取扱量が減少していることから、郵便事業に代わって新たに中心となる事業の育成が急務となっている。