コール元独首相死去 東西ドイツを再統一 

 【ベルリン共同】東西ドイツの再統一を達成し、欧州単一通貨ユーロ導入に道を開くなど欧州統合に多大な貢献を果たしたドイツのヘルムート・コール元首相が16日、ドイツ南西部の自宅で死去した。2015年に手術を受け、体調を崩していた。87歳だった。所属したキリスト教民主同盟(CDU)が明らかにした。

 1982年10月、社会民主党のシュミット元首相の辞任を受けて、第6代の旧西ドイツ首相に就任。89年11月に「ベルリンの壁」が崩壊すると、ドイツ統一の実現にまい進した。


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