死亡園児、感染症の証明得られず 川崎市の幼稚園 

 川崎市川崎区の私立「大師幼稚園」に通う4歳の園児2人が相次いで死亡した原因に関して、同市は16日、国立感染症研究所の検査では、強い病原性を持ったウイルスなどによる感染症と証明する結果は得られなかったと発表した。

 川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は記者会見後、「人から人への感染症は今のところ考えにくい」との見解を示した。

 16日までに他の園児に重篤な症状は確認されておらず、市立病院を受診した54人の園児からも特異なウイルスは検出されなかった。13日に幼稚園を訪れて事情を聴き、施設の管理などに問題はなかったとしている。


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