タカタ、民事再生法へ調整 負債1兆円、製造業最大 

タカタ米国法人本社のロゴマーク(ロイター=共同)

 欠陥エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題で経営難に陥っているタカタが、民事再生法の適用を申請する方向で調整していることが16日分かった。月内にも東京地裁に申請するとみられる。負債総額は1兆円超となる見通しで製造業としては戦後最大の破綻となる。米国だけで少なくとも11人の死者を出したエアバッグ問題の処理は今後、裁判所の管理下で進められる。米社の支援を受け、事業を引き受ける新会社が自動車メーカーへの製品供給を続ける方向だ。

 米国の中核子会社「TKホールディングス」も米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請する方向だ。


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