2017年6月16日 10:11 | 無料公開
ユーロ圏財務相会合でギリシャのチャカロトス財務相（右）と話す、ドイツのショイブレ財務相（左）＝１５日、ルクセンブルク（ＡＰ＝共同）
【ルクセンブルク共同】欧州連合（ＥＵ）は１５日、ルクセンブルクでユーロ圏財務相会合を開き、財政難のギリシャに対し８５億ユーロ（約１兆５００億円）を追加融資することで合意した。ＥＵが求めていた国際通貨基金（ＩＭＦ）の金融支援参加が実現することになったためだ。
７月に約７２億ユーロの債務返済を控えるギリシャはデフォルト（債務不履行）を回避できる見通しとなった。
ＩＭＦはギリシャが抱える巨額債務を大胆に軽減するようＥＵに要求。これに対し、ドイツを中心にＥＵが否定的な立場を崩さず、対立が続いていたが歩み寄った。ＩＭＦは７月の理事会で支援参加を決める予定だ。
