解放米国人学生の父親が会見 北朝鮮説明「信じない」 

 【ワイオミング共同】北朝鮮を旅行中に拘束され昏睡状態のまま今月13日に解放された米国人大学生オットー・ワームビア氏の父親フレッド氏が15日、中西部オハイオ州ワイオミングで記者会見し、北朝鮮側が説明した昏睡状態に陥った経緯を「信じない」と訴え、不信感をあらわにした。

 米メディアによると、北朝鮮側は、ワームビア氏が昨年3月に北朝鮮の法廷に出廷した後、ボツリヌス菌による症状が出て体調を崩し、睡眠薬の服用後に昏睡状態になったと説明している。

 ワームビア氏の治療に当たる大学病院の医師らは15日の記者会見で「脳組織の大半が壊死している」との診断結果を明らかにした。


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