作業員被ばく事故時の画像公開 原子力機構 

作業員被ばく事故で公表された、破裂して貯蔵容器からはみ出した放射性物質が入ったビニールバッグ=6日(日本原子力研究開発機構提供)

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の作業員被ばく事故で、機構は15日、事故直後に撮影した画像を公表した。放射性物質が入ったビニールバッグが破裂し、上部が貯蔵容器からはみ出している様子が写っていた。

 画像では、バッグ内でプルトニウムやウランなどが入っていたポリエチレン容器のふたが立ち上がっているような様子も写っていた。

 カメラは事故後、作業員を除染するために設置したテントに残されており、機構が14日に記録媒体を回収し、画像を確認。画像は事故が起きた6日午前11時15分ごろの約1時間半後、現場室内に待機していた作業員が撮影した。


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