2017年6月15日 10:31 | 無料公開
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉で、EUが日本車にかけている10%の関税について、協定発効後10年前後で撤廃する案を軸に調整していることが15日、分かった。この案で歩み寄れれば、難航が目立ってきた日本の農産物市場開放を巡る交渉も進展する可能性がある。 EUのペトリチオーネ首席交渉官が13日に来日し、最終的な詰めの協議を進めている。日本とEUは7月上旬の20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて首脳協議を開き、大枠合意にこぎ着けたい考えだ。 日本政府は自動車関税について、発効後即時の撤廃を主張してきた。