米利上げ、8年ぶり1%台 資産縮小、年内に着手 

記者会見に臨んだFRBのイエレン議長=14日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、景気拡大に対応し主要政策金利を0・25%引き上げることを決めた。利上げは今年3月以来で、金利水準は8年半ぶりに1%以上となる。世界的な金融危機リーマン・ショック後の量的金融緩和策で膨らんだ保有資産の縮小に年内に着手することも決め、危機対応策からの完全脱却を目指す。

 資産の縮小は利上げと同じく景気を冷やす効果がある。世界最大の経済大国、米国の金融引き締めは国際的な資金の流れに影響を与えそうだ。


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