MRJ、納期前倒しに努力 18日からパリで機体披露 

愛知県営名古屋空港を飛び立つMRJの試験3号機=3月

 三菱航空機(愛知県豊山町)はフランスの航空見本市「パリ国際航空ショー」に、国産ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験機を初出展する。機体の披露は18日から。事前のインタビューで水谷久和社長は、2020年半ばとした納期に関し、19年に前倒しする社内目標を掲げ開発を加速させていると明らかにした。

 MRJは納期を5度延期し、安全基準を満たすため設計変更の作業を進めている。水谷社長は14日までに愛知県豊山町で取材に応じ、実機の出展により「開発が前進していると実感してもらえる」と語った。これまでの見本市は模型で対応していた。


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