三菱重、大島造船と提携 事業効率化 

 三菱重工業は14日、商船事業で大島造船所(長崎県西海市)と業務提携を結んだと発表した。3月に今治造船(愛媛県今治市)、名村造船所(大阪市)とも同様の提携を個別に結んでおり、自社の設計・開発力と3社の生産技術を組み合わせて造船事業の効率化を目指す。国際競争力を強化して台頭する中韓勢に対抗したい考えだ。

 提携した3社とは今後、新技術の開発や設計の共通化を進めて収益力を向上させる。具体的な事業については個別に契約を結ぶ予定。

 三菱重工は商船事業の分社化を検討中で、2018年度をめどに結論を出す方針だ。


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