JR九州、FGT見送り案浮上 新幹線長崎ルート 

 新幹線区間と在来線区間を組み合わせて計画されている九州新幹線長崎ルート(博多―長崎)を巡り、両区間を走行できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の導入を見送る案がJR九州で浮上していることが14日、関係者への取材で分かった。維持コスト高が主な理由で、方針が決まれば長崎ルートの運行方式は不透明になりそうだ。北陸新幹線の延伸ルートでも採用構想があるFGTの開発に影響が出る可能性もある。

 長崎ルートは、博多(福岡)―新鳥栖(佐賀)を現行の九州新幹線と共用、新鳥栖―武雄温泉(佐賀)は在来線を活用し、武雄温泉―長崎はフル規格の新線を建設する計画。


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