ライチョウ受精卵3個、長野へ 環境省の人工繁殖事業 

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖事業に取り組む環境省は14日、上野動物園(東京)で飼育する個体が産んだ受精卵3個を15日に大町山岳博物館(長野県)に移動させると発表した。近親交配を避け、多様な遺伝子を残す狙いがある。

 環境省によると、上野動物園では、12日までに計13個の産卵を確認している。今後は22日ごろに、富山市ファミリーパークの受精卵を上野動物園に、7月上旬に大町山岳博物館の受精卵を富山市ファミリーパークに移動するなどして、各施設でふ化して育てるという。


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