バス添乗員「現実感なかった」 東名事故、会見で振り返る 

乗用車と衝突した事故当時の状況を振り返る、観光バス添乗員の山本梅予さん=14日午前、愛知県豊橋市

 愛知県新城市の東名高速道路で、乗用車が中央分離帯を越えて観光バスと衝突した事故で、バス添乗員の山本梅予さん(60)が14日、同県豊橋市のバス会社で記者会見し「なんで車が飛んでくるのかと思った瞬間、ぶつかった。悲鳴が聞こえ、現実ではない感じだった」と当時の状況を振り返った。

 山本さんは運転手の山本良宗さん(68)の妻で、当日は運転席隣のスペースで乗務していた。良宗さんは脳挫傷や肋骨骨折など重傷で、現在も入院中。

 梅予さんによると、衝突した瞬間、梅予さんはとっさに身をかがめたが、バスが止まり気付くと、良宗さんは運転席で血だらけだった。


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