南海トラフに備え連携協定 東海地方の国立8大学 

南海トラフ巨大地震などの大規模災害を想定した連携協定を結び、記念撮影する東海地方の8国立大学の学長=14日午前、東京都千代田区の学士会館

 名古屋大や岐阜大、静岡大など東海地方の8国立大学は14日、被害が広域に及ぶ南海トラフ巨大地震や、その他の風水害などの大規模災害を想定し、相互に教職員を派遣したり、資機材や研究室を提供したりする連携協定を結んだ。

 災害時に、被害を受けた大学に建物の危険度を判定する職員を派遣するほか、教育や研究活動を継続するための物資や機材、スペースを提供。平常時には、実験室などが被災しても安全に保つための講習会や、災害発生時にお互いに連絡を取り合う訓練も行う予定という。

 災害を想定した国立大学間の協定は、東北や近畿、中国四国、九州の4ブロックでそれぞれ締結されている。


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