ヤマト、大口15%以上値上げを 顧客との交渉で目指す 

 宅配便最大手のヤマト運輸が進めているインターネット通販など大口顧客千社との値上げ交渉で、個人顧客よりも大きい平均15%以上の運賃引き上げを目指していることが14日、分かった。9月末までに交渉をまとめたい考え。大口顧客に多くを負担してもらうことで、荷物の急増と人手不足で厳しくなっている労働環境を改善する。

 ヤマトが4月末に発表した個人を対象にする基本運賃は、荷物のサイズに応じて税抜きで140~180円値上げする。値上げ率は平均15%で10月1日に実施する。荷物の量に応じて割引運賃が適用されている大口顧客には、個人よりも大きな値上げを要請している。


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