2017年6月14日 06:42 | 無料公開
「9・11トリビュート博物館」の完成記念式典であいさつする9・11家族会のイエルピ会長=13日、ニューヨーク(共同)
【ニューヨーク共同】2001年の米中枢同時テロの現場近くに、遺族らが運営する「9・11トリビュート博物館」が完成し13日、記念式典が行われた。博物館は犠牲者を追悼し、事件そのものに加え、遺族や負傷者、地域が立ち直ってきた経緯を紹介する。一般公開は14日から。
「9・11家族会」の会長で、消防士だった息子を失ったリー・イエルピさんはあいさつで「事件を若者たちに語り継ぐのが私たちの義務だ。前へ進もう。私たちはテロリストに傷つけられても、決して打ち負かされることはない」と訴えた。
同博物館は家族会が06年から運営してきた追悼施設を改称して展示内容を大幅に拡充。