プール熱、過去10年で最多 感染研、予防呼び掛け 

 子どもに多い咽頭結膜熱(プール熱)の流行が広がり、患者が2007年以降最多となっていることが国立感染症研究所の調査で13日、分かった。夏はさらに流行拡大が心配されるため、同研究所は手洗いなど予防に努めるよう注意を呼び掛けている。

 咽頭結膜熱は、接触やくしゃみなどの飛沫によって広がるウイルスが原因で、目が充血し発熱やのどの痛みなどを伴う。プールでのタオルの共用などで感染することがあるため、プール熱と呼ばれる。

 同研究所によると、4日までの1週間に報告された1医療機関当たりの患者数(速報値)は全国で0・95人で、既に過去10年のピークの患者数を上回っている。


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