台湾、対中関係は一層冷却化 金銭外交と非難 

13日、台北市内の外交部で緊急記者会見する台湾の李大維外交部長(共同)

 【台北共同】台湾の李大維外交部長(外相)は13日午前(日本時間同)、緊急記者会見を開き、パナマとの外交関係の終結を発表、「(パナマは)経済的な利益のために北京に屈服した」と述べ、強い憤りを表明した。「北京との金銭外交競争はしない」とも強調した。

 中国が昨年12月の西アフリカのサントメ・プリンシペに続き、パナマにも台湾と断交させたことで、民主進歩党(民進党)の蔡英文政権に対する外交孤立戦略が明確となった。中台関係は一層冷え込みそうだ。

 一部の台湾メディアは中国が国交樹立に際しパナマに数十億ドルの巨額融資をしたとの見方を伝えた。


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