転落防止板や手すり設置が有効 国交省、エスカレーター転落対策 

 東京都港区で2009年に起きたエスカレーターからの転落死亡事故を受け、国土交通省の建築物等事故・災害対策部会は13日、転落防止板や誘導手すりなどの設置が転落防止に有効だとする報告をまとめた。社会資本整備審議会の答申を得て、国交省がガイドラインを策定する。

 事故は09年4月、東京都港区の商業ビルで発生。2階下りエスカレーターの乗り口近くにいた男性会社員=当時(45)=が手すりベルトに接触し、体を後方に引っ張られて吹き抜け部分から転落した。15年に消費者安全調査委員会(消費者事故調)が予防策の必要性を指摘していた。


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