2017年6月13日 12:38 | 無料公開
首相官邸で開かれた「もんじゅ」廃止措置推進チームの会合＝１３日午前
政府は１３日、高速増殖原型炉もんじゅ（福井県敦賀市）の廃炉を進める「廃止措置推進チーム」の第２回会合を開いた。もんじゅの使用済み核燃料を県外に搬出して、再処理する方針などを正式に決定した。
会合には野上浩太郎官房副長官や水落敏栄文部科学副大臣らが出席。もんじゅの運営主体である日本原子力研究開発機構が策定した、廃炉に関する基本的な計画も了承した。
野上官房副長官は会合で、茨城県大洗町にある原子力機構の施設の作業員被ばく事故に触れ「教訓を的確に反映させ、緊張感と責任感をもって政府一体となって取り組む」と述べた。
