豊洲市場移転、築地活用案検討 小池氏、都議選前判断か 

東京都中央区の築地市場=2017年5月(共同通信社ヘリから)

 東京都が豊洲市場の移転問題を巡り、豊洲への移転後、築地市場の敷地を売却せずに商業施設などとして活用する案を有力候補の一つとして検討していることが13日、関係者への取材で分かった。都庁内には築地の再整備や活用には否定的な意見が強いが、小池百合子知事は築地のブランド力を重視し、豊洲に移転した場合の築地活用案の検討を指示したという。

 週内にも開かれる予定の「市場のあり方戦略本部」で課題を整理した上で、小池知事が23日告示の都議選前に最終判断する可能性がある。

 関係者によると、都は築地の敷地を、場外市場と一体となった商業施設として利用する案などの検討を始めた。


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