17年版障害者白書を閣議決定 相模原事件に言及、共生訴え 

 政府は13日、2017年版障害者白書(障害者施策の概況)を閣議決定した。昨年7月、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件を冒頭で取り上げ、障害の有無に関係なく誰もが尊重される「共生社会」の実現が重要だと訴えている。

 白書は、事件の背景に、起訴された元施設職員の障害者に対する差別意識や偏見があったと指摘。啓発のためのシンポジウム開催や広報など、政府の取り組みも盛り込んだ。


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