元市課長ら3人の無罪確定、佐賀 男児死亡キャンプ事故 

 佐賀地検は12日、佐賀県伊万里市などが主催したキャンプの川遊び中に小学3年の男児=当時(8)=が溺死した2010年の事故を巡り、業務上過失致死罪に問われた当時の市観光課長(62)ら男性3人に無罪を言い渡した佐賀地裁判決に対し控訴しない方針を明らかにした。控訴期限の13日午前0時で、当時の観光課副課長(56)と主催団体代表(60)を合わせ無罪が確定した。

 大山輝幸次席検事は「証拠関係を精査し、判決を覆すのは困難と判断した」と理由を説明した。5月29日の地裁判決は「3人は主導する立場になく、過失責任は問えない」としていた。


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