石綿使用2万戸超か 公営住宅など、民間調査 

 発がん性があるアスベスト(石綿)が過去に使われていた公営住宅などが、少なくとも全国で2万2千戸を超えることが12日、民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」などの調査で分かった。同会はホームページで該当する団地名の一覧表を掲載し、かつて住んでいた人たちに注意を呼び掛けている。

 同会が、全国の労働基準監督署への情報公開請求などで調べた。内訳は32都道府県にある公営住宅約8700戸と、6都府県の都市再生機構(UR)の住宅や都営住宅など約1万3500戸。多くが1988年以前に建設されていて、除去工事などは実施済みとされる。


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